関西編。神戸でイタリア料理。ワインテースティングのプレゼンテーション。
協力:トラベルサロン中平

異国に来ても、やっとイタリアのアルドらしくなる瞬間。
やはり料理人は、厨房で仕事をしている時が、一番様
になる。
  このようにしてアルド とジャコモはイタリア食文化を通してイタリアを紹介する親善大使のようなものだ。 プレゼンテーションは神戸で行われた。そして大阪では、前号で書いた渋谷さんが経 営する「イタリア食堂ガッフーリオ」を訪ねる事になる。
 アルドとジャコモはナポリ生まれのナポリ人。私は24歳までずっと日本に住んでいた この妙な3人組。ミラノのマルペンサ空港でのチェックインカウンターで、ナポリの 二人組みと私が話すのを見た係りの人は、私が知らず知らずのうちのイタリア語を話 しているつもりが私が日本人であるのも関わらずアクセントがナポリっぽくなるのを 聞いて腹を抱えて笑い出した。 南イタリア以外ではそれほどナポリ方言は目立つ存在なのだ。  彼等の言葉に抑揚があるだけにだいたいがプラス思考でモノを見る。この旅が私に とってもたいへんプラスになったのは彼等のお陰でもある。 女性が通ればすべて中断し、じっと正視する。何を見ても「愉快」だと考える。たと えいやな問題にぶつかっても、冗談を連発して過ごしてしまう。 それゆえにこの旅では不思議な出会いが多かったのだ。 日本にも諺がある。「笑う門には福来る」 ナポリ人がなぜ楽観的かという理由に一つに「ヴェスヴィオ火山がいつ噴火してもお かしくないから生きているうちに楽しんでおこう」という考え方が定着している説が ある。それが本当かどうかは別にしてナポリを筆頭にイタリア人全体楽観主義者密度 が高いと思う。 私の法則では、古代ローマ時代には、世界に中心だった裕福な民だったこと。中世以 後は外国人支配を受けたが、あらゆる才能を発揮して、支配者に気に入られることを 学んだ。実は結構苦労の多きイタリアの歴史あってこそ身についた幸福論なのだろ う。 彼らにとっても日本人でイタリア文化がここ数年のうちにかなり一般の人にも知られ るようになったを快く思っている。彼らにしても世界中どこでもイタリア文化は歓迎 されると信じている。一方ではアメリカ人らには比べもにならないほど日本や他の文 化への理解は深い。前記の通り、イタリアでの外国支配者は彼等のやり方を替えるこ とはできず、逆に影響されてしまったくらいだからだ。 イタリアにはジェノヴァのChiossoneをはじめとする世界有数の東洋博物館があり、 世界に先駆けて日本の美術品などの収集してきた。 また、数々のイタリアの映画監督は日本を含むアジアの国々に関する映画を実にリア ルに製作してきた。「マルコポーロ」のジュリアーノ・モンタルドや、オペラでは プッチーニの「マダムバタフライ」ベルナルド・ベルトルッチには「ラストエンペ ラー」「リトル・仏陀」などの代表作からもわかる。 口を開けば女性の話と冗談しか言わないように見えるジャコモは特に真面目に日本を 観察していた。はじめて東京を見たとき彼は、ここに住む人々はコンクリートに飲み 込まれている」と言った。日本を離れてもよく聞かされる日本の社会問題。それを聞 くたびに彼のように外国人とし手日本を見れば、複雑な問題を解く鍵を持っている。 イタリアにはあって日本には少ないものには家族の絆。そう、アルドは日に何度も国 際電話で家族と連絡を取っていた。そんなところからイタリアを知ることができるよ うに思う。
地元の人たちや子供たちにも、すっかり人気のアルド
もちろん、本場のイタリア料理が、身近に味わえたの
にも満足の参加者。
このイベントの協力してくださった旅行代理店のオー
ナー中平さん(右の女性)と、そのサイトのプログラマ
ー。
熱心にキッチンまでやってきた子供たちに気づいた
アルドとジャコモは、言葉がわからなくとも親切にして
くれた。ジャコモも入って記念撮影。
熱のこもった実習風景。
まるでレストランに来たように、サービス満点。
イタリア通のふたりには、上級ワインテースティングの
特訓。手ごたえのある参加者に意欲満々のソムリエ
ジャコモ。
右側に座っている人は、提携先L`Italia il Belpaese
サイトの高雄伊知郎さん。
アルコール飲料がだめな子供たちも、パスタならもっと
おかわり!
季節の和菓子「桜餅が、この時期の日本が、アルド、
ジャコモへの歓迎の印。
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