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大理石で彫刻を彫るアーティスト。
マルペンサ空港に到着したばかりの日本語教師。早速母国語をイタリア人教える。イタリア語が話せなくてもできる仕事の一つ。
イタリア人が経営する寿司屋さん。コンビニ感覚のファーストフード寿司で、デリバリーもある。店内はアニメを放映し、日本の食器なども販売している。
常にマスコミが注目する世界中の注目を集める町ミラノ。テレビカメラを持った撮影班をよく見かける。
有名ブランドのブティックには、日本人客が多い。言葉の面で便利なため日本人店員を置く店もある。
中央駅。100万人の労働人口を飲み込むこの町のメインステーション。
ファッショナブルな有名店が並ぶミラノを代表する界隈。
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最近イタリアで生活をしたいと言う日本人が多くなった。
一生遊んで暮らせるほどのお金があれば、この国で楽しく暮らしてみたい。そんなお金がなくてもこの国で仕事をするのには苦労などないみたいに見える。でも日本人ができる仕事があるのだろうか?この国で最も日本人が多く暮らしている街(その数約4千人。イタリア全国の約半数)といえばミラノだ。日本に外国人が来たらやはり東京で暮らす方が安心するのと同じだろう。そして何より、ファッションをはじめとするデザイン系の業界では世界的にレベルにあるイタリア経済の中枢であなたが働くことができるだろうか。
観光ガイド・アシスタント
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア等と比べると観光と言うイメージが少し薄いように感じるミラノだが、大きな国際空港があり、ローマと並び国際空港には日本などの遠距離の大陸間の直行便もあり、ビジネスにはもちろん、イタリアでの観光旅行の最初あるいは最後の町として観光客もたくさん訪れる。大聖堂ドゥオモやスフォルツェスコ城、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」などの名所をはじめショッピングなどでは魅力ある町だ。コモ湖など周辺の周遊案内もある到着/出発アシスタントにしても観光案内にしてもライセンスが必要なため、現地のライセンスを持ったオペレーターなどの「観光通訳」というのが実際の名目。ガイドなどの資格は国籍などの制限によりかなり困難。現地の会社が電話でアポを取って来て、前もってスケジュールを立てられるので、掛け持ちで他の仕事を持てるという利点と時期により仕事の波があり、収入が安定しないと言う欠点がある。
通訳、翻訳
一般にイタリア製品を買い付けたり、技術提携などの商談でイタリアと日本語を通訳する仕事。まず、イタリア語が堪能であることが大切だが、その業界の用語を日本語でも知っておく必要がある。翻訳は通訳と機能的には同じだが、辞書などを見ることもできる反面文章として残り、多くに人たちが目にするものだけに間違えは許されない。
翻訳には、法律や政治に関するもの、商取引でつかわれるもの。書籍、まんが、レストランのメニューなど様々。
日本人にとってはイタリア語を日本語に翻訳するのが一般的だが、その逆の場合たいていネイティヴの力も必要になる。
日本料理店の調理人、ホール係
イタリアに来たばかりの人々で、イタリア語ができない間の腰掛にする例もあるが、他の国の人にはできない寿司料理などの特技があれば、かなりの高所得を得ることもでき、独立して自分の店を持つもっとも可能性の大きい道と言える。
特に厨房での仕事では、料理作り以外の技術は必要がなく、労働時間が長いことから、長年住んでいる人でもイタリア語が話せないことが多い。最近10年イタリアでも寿司ブームでミラノでは日本料理店が約10件から50件以上に増えているが、増えた数字の多くが中国人経営のお店であったり、もともとの日本料理店でも中国人を使っている例が増え、日本人が不足している。
イタリア料理店の調理見習い、
ソムリエ修行
イタリアの日本料理店が中国人のものになって行く一方、日本人にとっては、イタリア料理を現地で修業し、その知識と経験、そして白をつけて日本でシェフになったり、自分のお店を持つ例が絶えない。日本ではイタリア料理店があまりにも多くなりすぎて、今後はイタリア帰りだといっても目立たない存在かもしれないが、日本人のイタリア料理好きはまだまだ終わりそうにない。イタリア料理をいくら日本で身に着けたといっても、「日本人が作るイタリア料理」をすぐに信用してはもらえない。最初はただ働きをしたり、最低限の賃金で我慢することも多い。しかし、最近、本場イタリアで高給を得る日本人。あるいは勤めているレストランのレベルを上げる日本人も現れてきている。
日本語教師
これまで大学で外国語を専攻してきた人の独占場と思われ、さらにイタリア人で日本語を専攻した人も多くこの仕事をしてきたが、最近では日本語教育の講習を受け、そのマニュアルに従えば日本語以外の言葉で説明ができなくとも教えることが可能になってきた。日本人観光客とのコミュニケーションを取るためや、日本の技術や漫画文化など、日本への関心の高まりにより、その要望も多くなっている。学校などの施設に頼らず個人レッスンをする方法もあるが、それだけで食べて行けるほどの収入にはならない。
日本人客相手のブティック店員
やはり日本人買い物客が多いお陰で、商品の説明など母国語で話す店員がいる便利を考え短期で働く例が多いが、日本人買い物客が少なくなれば、いらないと言われることもある。言葉が通じなくても販売力があれば現地の店員で十分なわけで、日本人がたくさん買ってくれなくては使ってくれない。店によっては外国へ買いに来た気分を失い逆効果になるために日本人でない方がいいと考えるお店もあるくらいだ。ファションデザインの学生がアルバイトする例も多い。
オペラ歌手・楽器演奏・その他アーティスト
日本人にとってイタリアでは、まだまだ学ぶ立場であり、仕事をするほど認めてくれない世界の代表格に挙げられる。
見かけではなく実力が勝負の厳しい世界だけに安定した収入にならず、最上段で説明した観光などの副業も持ちながら生計を立てている例が大部分。というより、副業の方で生計を立てているとも言えよう。
現地では非常に少数の成功例しかないが、日本に帰れば演奏でも歌でも、また生徒を持って教えたり、特にスカラ座は世界的なレベルと考えられている。
建築家、デザイナーなどのスペシャリスト
イタリア人建築家と言えば日本をはじめ世界で活躍している。それだけにイタリアでは認められないのではないかと思われることもあるが、以外にもイタリアで活躍する日本人建築家もいる。それだけ多様性のある業界なのだろう。工業デザインやインテリアデザインもそうだ。しかし、スペシャリストになるためには、それ相当な勉強を長年した人ができるもので、思いつきでなれるものではない。日本でみっちり勉強し、イタリアに留学し、人脈などしっかりつくり根を張って花が咲くべき道。好きこそ物の上手なれ。
武道、日本の文化の先生。指圧の先生。
イタリアでは、まだまだ「日本人は皆が武道や指圧やお花や茶道など日本的な習い事を国内では一般的な教育のように行なわれている」と思っており、これは日本人にとってイタリア人とは「デザイナー、音楽家、建築家、イタリア料理は絶対に得意。」などなどステレオタイプな先入観から来るイメージかもしれないが、あまり間違いない「ピッツァ職人といえばナポリ人」だから「寿司職人は日本人」に限るわけです。いくらうまいからといっても、イタリア人が寿司を握ってもあまり人が入らないだろう。日本人であれば武道や指圧を教ていいかというのも疑問だが、同じレベルの先生ならイタリアでは日本人の方から教えてほしいと思うようだ。日本ではイタリ
ア的なものの情報は溢れてしまったが、イタリアではまだ少数の人たちにが、日本的なものの習い事を知り始めた今ならまだまだチャンスはあるはずだ。
ただし気をつけたほうがいいのは武道を教える場合「強さ」は絶対。生徒にコロリと負けてしまったら、生徒は次の日から来ない。指圧で教えているうちはいいが、治療を頼まれて効き目がないどころか、かえってひどくなったりしたら、その評判が広がり治療はもちろん、そんな先生から指圧を教えてほしいと生徒は考えない。お花でも、お茶でも、生徒の方がよく知っていることを先生が「知らなかった」とはいえない。つまり、本当に教えられる知識や経験があれば、の話だ。何も教えられるものがなければ、日本でしっかり身につけてから、イタリアではまだ到達していない技術を手土産に上陸すればさらに尊敬のまなざしで見てくれる。もし、君にできるならこれほど気持ちのいい仕事はないかもしれない。
インポーター、実業家
これまでリラの通貨だったイタリアは、日本人にとって物価の安い国だった。ユーロになってから、物価は約2倍になってしまった今、価格で考えれば、イタリア人が日本へやってきたとき、これまで珍しいものがたくさん日本的な製品をほしいと思っていながら買えなかったのが、イタリアでモノが買えない今、日本からイタリアでは見かけない珍しい製品(「招き猫」やアニメのグッズとか)を買ってイタリアで販売すればいい商売になるのでhないかというこれまでとは逆の動きになりつつある。これまで「質」と「デザイン」そして「価格」のイタリア製品が日本の市場で引っ張りだこだったのが、「価格」に魅力がなくなってきた場合、「それでもほしい!」とされる「ブランド製品」の天国である。
その「価格」に魅力があったころからインポートを始めた人たちは、今ある一定の地位を築いてしまっている。そこまで築いた人は、その力と経験を使って修正することによって生き残ることはできるが、これから始めようとする人の場合は、冒頭で説明しているような状況をよく把握した上で、ブランド製品の購入先をいかに確保するか。日本では紹介されていない珍しい製品をいかに発掘するか。そして、このどちらにもいえることは、日本の消費者がそれをほしいと思うか。日本人にとって可能性がある事業でありながら冒険でもある。成功した場合の利益はたいへん魅力的な仕事だといえる。
会社員
イタリアの企業に入社するのでない限り、日本の企業を頼って就職することになるなら現地採用より、日本での採用が断然お得。
現地採用に場合、有給休暇や労働時間などイタリア人と同じ扱いになり、午後5時か6時に退社できるかもしれないが、給料も現地の人と同じ。
そこに両親が住んでいる彼らならいいかもしれないが、生活費が何かと多く掛かる外国人として生活するにはつらいかもしれない。
まず何より、日本での採用にはあらゆる手当てがついてくる。商社マンなら給料は日本での数倍。しかも、役職は格上げされることが多い。彼らは日本に帰ったときに元の給料と役職に戻る。ずっとイタリアに住んでいたくても会社の命令とあらば、どの国に転勤になるかわからない。いずれも会社に勤める日本人は、これまで挙げた中でも一番収入が安定していて、失業するリスクが最小だといえる。
労働ビザ・滞在許可証
イタリアでの滞在理由がはっきりするまでは180日間有効の観光ビザで滞在すること
になる。その間でも仕事を始める人もいるが、労働ビザや学生ビザを取得しないと正
式に長期滞在はできない。したがってきっちりした会社で正式に採用されるのが難し
くなる。ビザは日本のイタリア大使館(東日本在住者)かイタリア領事館(西日本在
住者)で発行されるが、現地では「滞在許可証Permesso
di
soggiorno」を重要視す
る。これは、現地の警察署(Questuraまたは滞在している地区にある
Commissariato)にたくさんの書類を用意していかなければならず、間違った情報も
多く、その通りの書類を揃えても、書類が不足している場合は、それを入手するまで
受け付けてくれない。しかも、窓口まで到達するまでに、必ず長い長い列を待つのも
苦痛である。そんな面倒な手続きを引き受けてくれる会社や専門の弁護士もいるそう
だ。
もし、あなたの就職が決定しており、その会社が「雇用証明書」を発行してくれた
り、自営業なら、その業務形態や成績により、滞在理由を示す。
その他現地の異性と結婚したものには「結婚証明書」が、その滞在理由となる。中に
は書類上だけの結婚を有料で行なっている闇の取引があるようだ。この場合結婚した
相手と一緒に生活するどころか、顔さえも見ないのが通常のようだ。イタリアでの滞
在者の多くには本国が失業で溢れていて何とか食べてゆくためにやってくる「難民」
や「出稼ぎ」という人たちが大半だからこそ、外国人の入国や職場での外国人の採用
は制限されており、日本人も、よほど決意していかないと、その滞在も書類がネック
になることが多い。
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